春めいてきましたね。春先の特徴でもある風が強い日が多く、暖かいと思えば朝夕は冷え込んだり、花粉も飛び、春は体調管理に気を使います。
海もいつのまにかすっかり春の潮の満ち引きになっています。冬は夜に潮が引きますが、春は日中の方が引くようになります。逗子海岸の西側はかなり浅く岩が出ています。
徳冨蘆花「不如帰」の記念碑のあたりはこんなに引いていて、歩いている方もちらほら。ワカメ拾いかな?
surfersからもこんなかんじで見えました。
2月~3月はワカメやアカモクの最盛期です。逗子、葉山では獲れたての海藻類がお店を賑わせていますね。
時期初めの頃に海面から撮影したワカメです。まだ冬の終わりで水がとてもきれいな時で海中のワカメがよく見えました。このころのワカメはとてもやわらかくておいしいです。
さっとゆでると鮮やかな緑色になります。
逗子市がいま『アカモクを逗子のソウルフードに』とさまざまなプロジェクトを行っています。先日もNHKニュースで取り上げられていました。この「アカモク」は今、3月が旬です。
アカモクは長いものでは8mくらいにも育ち、海底からゆらゆらとまっすぐにのびています。
その高い栄養価と「ねばねば、シャキシャキ」の食感がいろいろな料理を豊かにしてくれ、調味料や美容成分にも使われています。昨年のブログでもその栄養価や、商品をいくつかご紹介しました。逗子市内では2018年3/31(土)まで「アカモクスタンプラリー」(※現在終了しています)をしています。この機会にアカモクの美味しさを味わってみては?(^^)
日曜日に小坪漁港を通ったら、春の日差しの中、逗子マリーナをバックにワカメが色鮮やかに干されたところでした。とてもきれいな風景に思わず写真を撮りました。
私も葉山でワカメ干しのお手伝いをしたことがあるのですが、ワカメは一枚一枚をしっかり開いてピンチでとめていきますので人出が必要です。小坪港にもたくさんの漁師さんやご家族の方が作業をしていました。道路沿いでは販売もしていたので購入。
小坪漁港は鎌倉時代から存在している逗子市唯一の地場産業です。逗子市のHPで調べてみると下記のように載っています。
『主力漁業は、5トン未満の漁船による覗突(みづき)、採藻(さいそう)、わかめ養殖、刺網(さしあみ)等の沿岸漁業ですが、現在は「とる漁業」から「育てる漁業」へと転換を図っており、あわびとさざえの稚貝を放流しています。また、毎年11月23日に行われている新嘗(にいなめ)祭には、小坪で採取される海松(ミル)が献上されています。』
ここでいろいろな魚介類が水揚げされるのですね。
小坪漁港前の魚屋「谷亀」さんに寄りました。捕れたてのお魚がいっぱいでワクワクします。目の前の氷の上でとても大きなマダイがはねあがってビックリ、活きがいいです!
サザエなどを購入、大きさもあり安いです。私は魚屋さんで売っている薩摩揚げが好きで、そちらも買いました。
その後お昼に友人たちと「PiccoloVaso」さんで食事をしました。1991年に小坪に開店して以来ずっと、美味しいイタリアンをいただける逗子の老舗です。シラスのピザは絶品。すべて美味しかったです(^^♪
小坪漁港で買ってきたものです。
アカモクはかき揚げがいいよーと漁師さん。めかぶパスタのように使ったり、だし巻きにいれてもよいし、もちろんお味噌汁にも。サラダにお豆腐や赤玉ねぎと一緒にのせても美味しかったです。この「ねばねば、シャキシャキ」はくせになりますよー。
小坪、葉山、真名瀬・・・漁港めぐりは楽しいですね。
よいこと、よいものをセレクションしてお届けしています。
別荘地、保養地だった頃の逗子の歴史、「逗子なぎさホテル」の記事も読んでいただけたらうれしいです♡