三浦半島をベースに楽しむ「三浦で釣りタイ」のカヤックフィッシング記 Voi.1!
この日のワラサは72cm。釣りが好きな人も未経験の人も、カヤックに乗った気分で海の風景と臨場感を楽しんでいただけたらうれしいです。
この日の釣りメモ
出艇日:2025年8月29日(5:20am出艇)
出艇場所:津久井浜W杯記念駐車場
この日は中潮の最終日、8:30頃の上潮いっぱいに向かってのゲーム開始となりました。
朝一のポイントは、普段からチェックしている貸しボート屋さんの釣果情報やX(エックス)の投稿を参考にしつつ、魚探に記録されている過去の実釣ポイントのデータも重ね合わせて、当日の状況から総合的に判断して選んでいます。
スタートはミノーから。続いてVJ、その後カルティバのジグヘッド20gにOSPドライブスティックを組み合わせて、底の方も丁寧に探っていくと、朝一に良いサイズのカサゴがまず顔を出してくれました。
その後はバイブレーションへ変更。魚がどんな動きや波動に反応するかを探るため、ミノーやワーム系ジグヘッド、そしてバイブレーションなどをローテーションしながらヒットパターンを探っていきます。これがはまったのか、すぐにお腹パンパンの42~43cmほどのイナダがヒット。その次の当たりは惜しくもバラしてしまいましたが、イナワラクラスのサイズがありました。
さらにしばらく投げ続けていると、ちょうどベイトを追っている魚の群れの近くにバイブレーションを通すことができ、その瞬間、ものすごい勢いでひったくっていきました! 水深はわずか14m。ドラグが鳴り響く中、しばらく振り回されながらも、ようやく上がってきたのは72cmのブリブリに太ったメタボなワラサでした。
その後、潮も上げ止まりに近づくと当たりもピタリと止まり、釣れたのはマルソウダと(映像には映っていませんが)ペンペン。最後に登場したのは“主役様”。これは、普段よく釣れる外道を筆者が少し皮肉を込めてそう呼んでいるお馴染みの魚です。
この後、浅場の反応が落ち着いてしまったため、沖の方へも出てみましたが、満潮手前から全く当たりも無くなり、魚探にベイトも映らない状態でお手上げとなったため、納竿としました。
この日も朝一限定の、潮が動いている時間帯だけがチャンスタイムだったように思われます。
★釣り用語説明
<カルティバ、OSP>釣り用具、ギアのメーカー。
<ミノー>ルアー(プラスチックや木で作られた疑似餌)の種類。魚の形をしたハードルアー。
<VJ>「バイブレーションジグヘッド」の略。ジグヘッド(オモリ付きのフック)にワーム(ソフトルアーの一種)をセットし、泳がせたり小刻みな振動を与えて魚を誘うルアーの一種。
<ドライブスティック>ワーム(ミミズやエビ、魚などを模したソフトルアーの一種)の品名
<イナワラ>“イナダとワラサの中間の魚”を指す釣り用語。魚の成長とともに呼び名が変わる(出世魚と呼ばれる)で、イナダ(ワカシ)からワラサになる途中の、体長50~60cm、体重2~3kgほどのブリの幼魚を指すことがあります。(地域により呼び名が変わることがあります)
<ベイト>魚に捕食される小さな魚や生物、またはルアーフィッシングで使う餌そのもののこと。
<ドラグ>魚の引きなど、釣り糸に強い負荷がかかった場合に自動的に糸を送り出す機能で、ラインブレイク(糸切れ)を防ぎます。糸の強度を上回る大物も、ドラグをうまく使うことでキャッチできます。
<ペンペン>薄いシイラ(ペンペンシイラ)。シイラの幼魚。
<バイブレーション>強めの波動を出して泳ぐ、魚型のルアー。
<ジグヘッド>重りと釣り針が一体になった仕掛けで、主にソフトルアー(魚やミミズなど、魚の餌となる生物を模した柔らかい素材でできたルアーの一種)をセットして使用します。
<魚探>水中へ超音波を発信し、それが魚や海底に反射して戻ってきた信号を捉えることで、海底の地形の様子や魚の有無を画面に表示する魚群探知機の略称。
<外道>本命ではない魚のこと。
<納竿>その日の釣りを終えて、釣り竿をしまうこと。






海と自然と魚たちに感謝!



海からの幸に感謝し、自然を大切に、安全を心がけてフィッシングを楽しんでいます。
その日の天気や海の色、魚たちの様子を、一緒にカヤック上から見て楽しんでいただけたらうれしいです。
☆公式YouTube
三浦で釣りタイ