横尾龍彦 瞑想の彼方
Yokoo Tatsuhiko: Beyond the Realm of Meditation
2023年2月4日(土)~4月9日(日)
※新型コロナウィルス感染防止対策として、入場制限を行う場合があります。
横尾龍彦(1928~2015)は、日本とヨーロッパを行き来して活躍した画家です。1965年にスイスで個展を開き、以後、聖書や神話に着想を得た幻想画により国内外での評価を確立しました。ドイツに本格的な拠点を設けた1980年以降は、ルドルフ・シュタイナーや禅の思想に影響を受けて制作に瞑想を取り入れ、書に通じる抽象画へと画風を変化させました。日本の美術館で初めての回顧展として、国内のアトリエに遺された作品を中心に約90点を紹介し、横尾の画業を展覧します。
横尾龍彦 略歴
1928年福岡県福岡市生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科を卒業後、油彩画に転向。1965年以降、ヨーロッパ各国と日本で個展を多数開催し、国内では澁澤龍彦や種村季弘に認められた。1976年より神奈川県逗子市に住み、その後、高橋巖のルドルフ・シュタイナー研究会に参加。鎌倉の三雲禅堂に参禅する。1980年、ドイツ・オスナブリュックに移る。1993年には埼玉県秩父市にアトリエを構え、晩年まで日本とドイツを拠点に制作を続けた。
展覧会の見どころ
- 初期の幻想画から晩年の抽象画まで、各時期の代表作を展示し、大きく画風を変化させながら活動した横尾の画業の全貌に迫ります。
- 小説の挿絵や、教会から依頼を受けて制作した聖像彫刻など、絵画制作以外の横尾の創作活動もあわせて紹介します。
☆詳しくは神奈川県立近代美術館 葉山公式ウェブサイトをご覧ください。
<同時開催>
コレクション展「ジョルジュ・ルオーと銅版画」
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