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逗子・葉山のイベント情報

「奥谷博―無窮へ」2022年4月3日(日)まで
〜神奈川県立近代美術館 葉山〜

 
奥谷博 《祈りの千手観音》2021年 油彩
パネルに貼ったカンヴァス 個人蔵

奥谷博 《祈りの千手観音》2021年 油彩
パネルに貼ったカンヴァス 個人蔵

「奥谷博―無窮へ」
HIROSHI OKUTANI: Towards Infinity
2022年2月12日(土)~4月3日(日)

※新型コロナウィルス感染防止策として、入館は事前予約としています。

奥谷博は1934年に高知県幡多郡宿毛町(現在の宿毛市)に生まれ、東京藝術大学で林武に師事しました。
20世紀後半の美術界では抽象画が流行しましたが、奥谷は具象画を追求し続けました。特に1960年代半ばに厚塗りから薄塗りへと描画技法を切り替えて以降、緊密な構成の中に色彩を大胆に対比させつつ、微細な筆致を重ねて描くという独自の、幻想性さえも感じさせる画風を確立しました。その対象は風景から静物、動物、自身や家族、世界遺産や名刹の仏像と多岐に渡りますが、それらに対する深い洞察は、宿毛で過ごした少年時代から首尾一貫したものです。
本展覧会では、1950年代から現在に至る代表作72点に、上京する前に宿毛で描いた作品38点を加えて、奥谷博の尽きることのない創作の全貌を紹介します。


奥谷博(おくたに・ひろし)

  • 1955年に東京藝術大学美術学部油画科に入学。
  • 63年に同大学専攻科を修了。
  • 66年に独立美術協会会員となり、同会を中心に個展やグループ展で作品を発表。
  • 2007年に文化功労者、17年に文化勲章受章。
  • 日本芸術院会員、独立美術協会会員。

展覧会のみどころ

  1. 奥谷博がこだわり、表現してきた創作の軌跡をご覧ください。
    「見ること」、「感ずること」へ拘り続け、絵画の平面性に60年以上対峙してきた画家、奥谷博の創作の軌跡を感じていただける展覧会です。
  2. 故郷の宿毛時代の作品を紹介します。
    奥谷博が東京藝術大学進学のために上京する前、故郷の宿毛で描いた貴重な初期の作品38点を公開します。
奥谷博《渦》1997年
油彩、カンヴァス 学校法人北里研究所蔵

奥谷博《渦》1997年
油彩、カンヴァス 学校法人北里研究所蔵

奥谷博《霧り渡る》2006年
油彩、カンヴァス 松村謙三コレクション

奥谷博《霧り渡る》2006年
油彩、カンヴァス 松村謙三コレクション

奥谷博《法力を吹く十一面観音》2020年
油彩、カンヴァス 個人蔵

奥谷博《法力を吹く十一面観音》2020年
油彩、カンヴァス 個人蔵

新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い

※新型コロナウィルス感染防止策として、入館は事前予約としています。

  • 発熱や体調不良がある方、過去2週間以内に、 新型コロナウイルス感染症陽性とされた人との濃厚接触、入国制限や入国後の観察期間が必要な国・地域への訪問歴または当該在住者との濃厚接触がある方は、ご来館をお控えください。
  • 入館時に手指を消毒し、マスク着用してください(着用が推奨されない乳幼児や障害者へはご配慮をお願いします)。
  • 混雑状況により、入場制限を行う場合があります。
会場

神奈川県立近代美術館 葉山

〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1

駐車場

53台

詳しくは逗子・葉山WEB内「神奈川県立近代美術館 葉山」のページでご確認ください。

料金等

一般1,200円
20歳未満・学生1,050円
65歳以上600円
高校生100円
※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:3月6日、 4月3日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)
でご覧いただけます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は中止いたします。
※その他の割引につきましてはお問い合わせください。

開催日時

2022年2月12日(土) 〜 2022年4月3日(日)
9:30~17:00(入館は16:30まで)

ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2021-okutani-hiroshi
休館日

月曜日(3月21日を除く)

主催

神奈川県立近代美術館、朝日新聞社

協力

日本芸術院

お問い合わせ

046-875-2800