奥谷博 《祈りの千手観音》2021年 油彩、パネルに貼ったカンヴァス 個人蔵
※新型コロナウィルス感染防止策として、入館は事前予約としています。
奥谷博は1934年に高知県幡多郡宿毛町(現在の宿毛市)に生まれ、東京藝術大学で林武に師事しました。
20世紀後半の美術界では抽象画が流行しましたが、奥谷は具象画を追求し続けました。特に1960年代半ばに厚塗りから薄塗りへと描画技法を切り替えて以降、緊密な構成の中に色彩を大胆に対比させつつ、微細な筆致を重ねて描くという独自の、幻想性さえも感じさせる画風を確立しました。その対象は風景から静物、動物、自身や家族、世界遺産や名刹の仏像と多岐に渡りますが、それらに対する深い洞察は、宿毛で過ごした少年時代から首尾一貫したものです。
本展覧会では、1950年代から現在に至る代表作72点に、上京する前に宿毛で描いた作品38点を加えて、奥谷博の尽きることのない創作の全貌を紹介します。
奥谷博(おくたに・ひろし)
奥谷博《渦》1997年
油彩、カンヴァス 学校法人北里研究所蔵
奥谷博《霧り渡る》2006年
油彩、カンヴァス 松村謙三コレクション
奥谷博《法力を吹く十一面観音》2020年
油彩、カンヴァス 個人蔵
■詳しくは神奈川県立近代美術館 葉山公式ウェブサイトをご覧ください。
開催日 | 2022年2月12日(土) 〜 2022年4月3日(日) |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 葉山 |
料金 | 一般1,200円 20歳未満・学生1,050円 65歳以上600円 高校生100円 ※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。 ※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:3月6日、 4月3日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く) でご覧いただけます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は中止いたします。 ※その他の割引につきましてはお問い合わせください。 |
開館時間 | 午前9時30分–午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(3月21日を除く) |
住所 | 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 |
お問い合わせ | 046-875-2800 |
主催 | 神奈川県立近代美術館、朝日新聞社 |
協力 | 日本芸術院 |