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    ~神奈川県立近代美術館 葉山~
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「生誕110年 香月泰男」展 2021年9月18日より開催中
~神奈川県立近代美術館 葉山~

太平洋戦争とシベリア抑留の体験を描いたシベリア・シリーズで、戦後洋画史に確固たる地位を築いた香月泰男(1911-74)。東京美術学校(現・東京藝術大学)時代から最晩年まで、シベリア・シリーズ全57点を含む各年代の代表作を制作年順に紹介し、香月泰男の画業の全容をたどります。
1931年、香月は東京美術学校に入学し、ファン・ゴッホや梅原龍三郎などの先達にならいながら自身のスタイルを模索しました。従軍とシベリア抑留を経て復員した1947年以降は、折に触れて大陸での体験を主題に制作しましたが、一方で台所の食材や庭の草花など身の回りのモチーフも色彩豊かに描きました。1950年代前半には色彩と形態、材料における試行錯誤を繰り返し、1950年代後半に後期の作品を特徴づける黒色と黄土色の重厚な画風に到達した香月は、その画風で太平洋戦争とシベリア抑留の体験を主題とする作品を描き、「シベリアの画家」としての評価を確立します。
本展では、一大叙事詩として読み取られることの多いシベリア・シリーズを解体し、同時期に制作された他の作品とあわせてご覧いただくことで、画家の創作活動における同シリーズの位置づけを再検証し、香月の芸術の多彩な魅力に迫ります。




展覧会の見どころ

  1. シベリア・シリーズ全57点を公開します
    香月は1943年に満州国へ動員され、戦後はシベリアで抑留生活を送りました。1947年に帰国するまでの戦争体験をもとに描かれた、シベリア・シリーズ全57点が一堂に会します。
  2. 東京美術学校時代から最晩年まで、香月泰男の画業の全容をたどります
    香月が体験した出来事の順番に紹介されることの多いシベリア・シリーズを含め、代表作と素描などあわせて146点を制作年順に展示します。シベリア・シリーズを同時期に制作された他の作品と並置し、画家が生涯を通じて追求した造形の本質に迫ります。
「生誕110年 香月泰男」展

詳しくは神奈川県立近代美術館 葉山公式ウェブサイトをご覧ください。

同時開催コレクション展「内なる風景」の詳細はこちら


新型コロナウイルス感染拡大防止策として、オンラインによる日時指定予約制を導入してします。こちらのページをご参照の上、ご予約をおねがいいたします。

開催日2021年9月18日(土) 〜 2021年11月14日(日)
会場神奈川県立近代美術館 葉山 展示室1~3
料金一般1,000円
20歳未満・学生850円
65歳以上500円
高校生100円
※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
※「生誕110年 香月泰男展」の観覧券で、同日に限りコレクション展「内なる風景」をご覧いただけます。
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:10月3日、11月7日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く) でご覧いただけます。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は中止いたします。
※その他の割引につきましてはお問い合わせください。
休館日月曜(9月20日は除く)
※最新情報は美術館ウェブサイトをご覧ください。
開館時間午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
主催神奈川県立近代美術館
監修山口県立美術館、香月泰男美術館
企画協力一般社団法人インディペンデント