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逗子の新たな特産品を目指して。「キャベツウニ」の特集番組。

2021.9.26 up

9/12放送の日本テレビの報道番組「バンキシャ!」で、逗子での取材による「磯焼けの海を救え!“キャベツウニ”お味は?」が放送されました。

磯焼け対策のために駆除をした「ウニ」を回収して養殖を試み、新たな食材として利用する取り組みの内容です。

海藻に代わりキャベツを餌として育てた「キャベツウニ」については、最近TVや新聞でよくとりあげられ、市内のスーパーでも販売されたのでご存知の方も多いと思いますが、この放送も、研究段階の話がいろいろと知ることができて面白い特集でした。

内容をざっとまとめてみますと・・・

数年前までたくさんの海藻が茂っていた海。
温暖化により北上した魚がそれらの海藻を食べ、残りはウニが食べ尽くして岩肌だけとなる「磯焼け」が深刻化している。これは全国的に広がっている。

※ちなみに、後述の水産技術センターの実験によると、ウニの食欲はなかなかのもので、一個のウニが2ヶ月半でキャベツ丸々1個の量を食べ尽くす、とのこと。海底の大量のウニたちが、そのペースで海藻を食べているとすると、海藻がなくなってしまうわけですね。

※逗子市や葉山町でも「ウニ駆除」の活動が行われています。

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数時間の駆除作業でとれた1.5t以上のウニ(2021年6月/逗子)


城ヶ島の神奈川県水産技術センターの主任研究員さんによる、「海藻の代わりとなるウニのエサにはなにがよいのか」の、さまざまな実験。
ウニは雑食でいろいろなものを食べることができるが、最もよく食べたのがキャベツだった。しかも、廃棄される外側の葉っぱを最もよく食べた。

キャベツは三浦半島の名産。「駆除対象のウニ」と「廃棄するキャベツ」を利用した「自然環境に負担をかけない」ウニの養殖ができ、産業化へのみちすじがみえてきた。安定供給につながる研究をこれからも行っていく。

このような内容でした。

全部ご覧になりたい方は、いま、こちらにアップされています。

日テレNEWS24

ボートから逗子の海に降りた桝キャスターの
「おりたらウニふんだ!・・・」
「これだけいると高級食材とは思えない。そこら中にマツタケが生えてる気分です。」
という言葉は、率直な驚きの声でした。
ウニがこんなにも食欲旺盛で、何でも食べることにも驚きました。
主任研究員さんのお話しはとても楽しかったです(^^)

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撮影 高橋郁雄さん


スタッフTakahashi