逗子・葉山WEB 逗子・葉山の情報ポータルサイト

  • ホーム
  • イベント
  • 芥川龍之介と美の世界 二人の先達 ─ 夏目漱石、菅 虎雄 ~神奈川県立近代美術館 葉山~
逗子・葉山のイベント情報

芥川龍之介と美の世界 二人の先達 ─ 夏目漱石、菅 虎雄 ~神奈川県立近代美術館 葉山~

芥川龍之介と美の世界 二人の先達―夏目漱石、菅 虎雄
Akutagawa Ryunosuke and His Aesthetics,
Two Forerunners ― Natsume Soseki and Suga Torao
2024年2月10日(土)~4月7日(日)




「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」をはじめとする数々の名作を世に送り出し、今もなお幅広い世代に愛される小説家・芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ/1892–1927)。芥川は作品や書簡等においてしばしば美術に言及し、その文学と美術への関心の高さは、彼が師と仰いだ夏目漱石(なつめ・そうせき/1867–1916)と共通しています。一方、菅 虎雄(すが・とらお/1864–1943)は、芥川の第一高等学校時代のドイツ語の教師であるとともに、漱石を禅に導いた人物でした。本展では、芥川の遺稿である「或阿呆の一生」を導入に、芥川、漱石、菅の三人の交流関係に着目しながら、古今東西の芸術に関心を寄せ、自らの文学世界にもそれらを取り込んだ芥川龍之介とその眼を通した美の世界を紹介します。

展覧会の見どころ

  1. 文豪たちの直筆原稿類
    漱石、芥川の初版本のほか、彼らの直筆原稿や、漱石、菅、芥川がやり取りした手紙などの貴重な資料を全国各地の文学館の協力により展示します。
  2. 芥川と漱石を結ぶ菅 虎雄という存在
    夏目漱石の友人であり、第一高等学校の名物教師として芥川にドイツ語を教え、また、書家でもあった菅 虎雄。芥川が初めて出版した『羅生門』の題字は菅によるものでした。鎌倉に長く暮らし、多くの文士と交流した菅の書家としての側面にも焦点をあてます。
  3. 芥川が愛した芸術世界
    芥川は機会をとらえて美術鑑賞や観劇に出かけました。古今東西の芸術に幅広く関心を寄せた芥川の美意識を刺激した美術作品を紹介します。


芥川龍之介《水虎晩帰之図》 紙本墨画
日本近代文学館


芥川龍之介「或阿呆の一生 三十四 色彩」草稿 1927年
山梨県立文学館 *1期


菅 虎雄『羅生門』題字(試し書き) 1919年 紙本墨書
日本近代文学館


■詳しくは神奈川県立近代美術館 葉山公式ウェブサイトをご覧ください。

同時開催
<葉山館 展示室3b、4>
●2024年2月10日(土)~4月7日(日)
コレクション展「木茂(もくも)先生と負翼童子」

<鎌倉別館>
●2023年12月9日(土)~2024年2月12日(月)
企画展「イメージと記号 1960年代の美術を読みなおす」

●2024年2月23日(金・祝)~5月6日(月)
企画展「小金沢健人×佐野繁次郎 ドローイング/シネマ」


開催日2024年2月10日(土) 〜 2024年4月7日(日)
会場神奈川県立近代美術館 葉山
料金一般:1,200(1,100)円
20歳未満・学生:1,050(950)円
65歳以上:600円
高校生:100円

※ ( )内は20名以上の団体料金です。
※中学生以下の方と障害者手帳等、ミライロIDをご提示の方(および介助者原則1名)は無料です。
※「芥川龍之介と美の世界 二人の先達―夏目漱石、菅 虎雄」展の観覧券で、同日に限りコレクション展「木茂(もくも)先生と負翼童子」をご覧いただけます。
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:3月3日、4月7日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。
また同日は会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」となりますので、小さなお子様連れの方も遠慮なくご覧ください。
※その他の割引につきましてはお問い合わせください。
※最新情報と来館に際してのお願いは美術館ウェブサイト等をご確認ください。
開館時間午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日月曜日(2月12日を除く)
住所〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
お問い合わせ046-875-2800
主催神奈川県立近代美術館