逗子・葉山WEB 逗子・葉山の情報ポータルサイト

  • ホーム
  • イベント
  • 生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良
    ~神奈川県立近代美術館 葉山~
逗子・葉山のイベント情報

生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良
~神奈川県立近代美術館 葉山~

生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良
Sato Churyo: Rereading Three Masterpieces
2023年4月22日(土)~7月2日(日)

戦後の日本彫刻史に大きな足跡を残した彫刻家・佐藤忠良(1912−2011)。東京美術学校(現・東京藝術大学)で彫刻を学び、従軍とシベリア抑留を経て復員したのちは、新制作派協会(現・新制作協会)を基点に一貫して具象彫刻の道を歩みました。また、力強く現実感をたたえた素描力を生かし、絵本や挿絵でも広く活躍しています。

本展はその傑作として知られる彫刻《群馬の人》と《帽子・夏》、今なお読み継がれるベストセラー絵本『おおきなかぶ』の3作品がいかにして誕生したのか、各年代の代表作を制作年順に紹介するとともに、佐藤が蒐集し生涯手元においた西洋の美術コレクションを手がかりとして、その創造の秘密に迫ります。


展覧会の見どころ

  1. 「佐藤忠良」を再読する
    日本人の手で初めて日本人の顔を表現したと評された《群馬の人》、身体と衣服の造形のバランスを追求し独自の様式に至った《帽子・夏》。佐藤が一貫して作り、描いたのは、人間でした。社会における芸術の役割とは何か、人はなぜ人間の姿を作るのか、自らに問い続けた 「佐藤忠良」という作家を読み直す展覧会です。

  2. 蒐集と創作-コレクションからみえるもの
    フランス近代彫刻に魅せられて彫刻を志した佐藤は、敬愛する西洋の美術作品を蒐集し、その仕事を注意深く観察することから創作のヒントを得てきました。本展では佐藤忠良コレクション(宮城県美術館蔵)から、彫刻家のオーギュスト・ロダンやマリノ・マリーニやジャコモ・マンズー、画家のエドガー・ドガ、パブロ・ピカソ、アメディオ・モディリアーニ、ベン・シャーンらの作品を展覧します。


佐藤忠良 『おおきなかぶ』絵本原画 26 – 27頁 1962年5月刊
紙、水彩・インク・コンテ・鉛筆 宮城県美術館蔵
photo ©佐々木香輔 [前期後期で場面替え・本図は後期展示]


佐藤忠良 《群馬の人》 1952年 ブロンズ 宮城県美術館蔵
photo ©佐々木香輔


佐藤忠良 《ボタン(大)》(部分) 1967 – 69年 ブロンズ 宮城県美術館蔵
photo ©佐々木香輔


エドガー・ドガ 《休息する二人のダンサー》 制作年不詳
厚紙、木炭  宮城県美術館蔵 [前期展示]


■詳しくは神奈川県立近代美術館 葉山公式ウェブサイトをご覧ください。

同時開催コレクション展「野崎道雄コレクション受贈記念 見えないもの、見たいこころ」


開催日2023年4月22日(土) 〜 2023年7月2日(日)
会場神奈川県立近代美術館 葉山 展示室2、3、4
料金一般:1,200円
20歳未満・学生:1,050円
65歳以上:600円
高校生:100円

※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
※「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展の観覧券で、同日に限りコレクション展「野崎道雄コレクション受贈記念 見えないもの、見たいこころ」をご覧いただけます。
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜:5月7日、6月4日、7月2日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く) でご覧いただけます。同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は6月4日から実施します。
※その他の割引につきましてはお問い合わせください。

※最新情報と来館に際してのお願いは美術館ウェブサイト等を確認してください。
開館時間午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日月曜日
住所〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
お問い合わせ046-875-2800
主催神奈川県立近代美術館
企画協力SDアート
備考会期は前期・後期で分かれています。

<前期>
4月22日(土曜)~5月28日(日曜)
<後期>
5月30日(火曜)~7月2日(日曜)