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「1950年代の日本美術―戦後の出発点」展開催(2017年 1/28~)

戦後5年を経た1950(昭和25)年から1960年に至るまでの10年間は、社会や政治における急激な変化の時代であると同時に、美術の新しい局面が次々に拓かれた重要な時代でもありました。銅版画〈初年兵哀歌〉シリーズで知られる浜田知明や、不条理な社会事件を絵画で追及した山下菊二、ジャンルを超えて自由な表現を求めた「実験工房」、関西を拠点に先鋭的な活動を行った「具体美術協会」の活動もこの時期に始まりました。神奈川県立近代美術館が日本初の公立の近代美術館として開館したのも1951年でした。

本展では、多様化していく表現形式や、復興とともに変化を遂げる社会と美術の関わりを、半具象やアンフォルメルなど、この時期に特徴的な絵画表現の展開とともに再検証します。絵画、彫刻、版画に加え、具体美術協会の記録映像(1957、58年/大阪新美術館建設準備室蔵)、実験工房「オートスライド」(1953年/個人蔵)、映画『銀輪』 (1956年/東京国立近代美術館フィルムセンター蔵) など貴重な映像を含む約100点を展示し、戦後の傷のまだいえぬ中にあって、新たな芸術を生み出そうとした1950年代の美術家たちの動向を、現代に生きる我々の眼で見つめ直します。




展覧会関連企画

■ オープニング・イベント:1月28日(土)

  1. 記念講演会「私の50年代、そして友人たちのこと」(仮題)午後1時30分~3時
    講師:池田龍雄氏(アーティスト) 
    会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
    ※申込不要(当日先着70名)、無料
  2. 巻上公一氏(音楽家)によるパフォーマンス 午後4時~5時
    会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室
    ※申込不要、無料(ただし「1950年代の日本美術」展当日観覧券が必要)

■ 壁画《女の一生》葉山移設記念イベント

旧鎌倉館から葉山館に移設された田中岑の壁画《女の一生》について、記録映像上映と修復担当学芸員の伊藤由美によるトークを行います。

日時:2月4日(土) 午後2時~3時
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
※申込不要(当日先着70名)、無料


■ 学芸員によるギャラリー・トーク

日時:2月11日(土・祝)、3月4日(土) 各日午後2時~2時30分
※申込不要、無料(ただし「1950年代の日本美術」展当日観覧券が必要)
※2月11日は午後1時より「コレクション展3 反映の宇宙 特集:上田薫」のギャラリー・トークを開催。


■ ワークショップ

  1. 「音とかたち 電子音楽を聴いて図形楽譜をかいてみよう」
    講師:檜垣智也氏(作曲家・アクースモニウム奏者)
    日時:3月25日(土)午後1時30分~3時30分
    ※要申込(定員20名)
  2. 「モビールをつくる」   2月5日(日) 午後1時~4時
    「フォトグラムをつくる」 2月12日(日) 午後1時~3時
    「土ねんどで描く」    2月25日(土) 午後1時~3時
  • 参加無料(ただし「1950年代の日本美術」展の当日観覧券が必要)
  • 対象:小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴でご参加下さい)

  • ※要申込(定員各15名)


開催日2017年1月28日(土) 〜 2017年3月26日(日)
会場神奈川県立近代美術館 葉山
料金一般1,200円(団体1,100円)
20歳未満・学生1,050円(団体950円)
65歳以上600円
高校生100円

※( )内は20名以上の団体料金です。
※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
その他の割引につきましてはお問い合わせください。
※上記観覧料で「コレクション展3 反映の宇宙」(第1展示室)もご覧いただけます。
※ファミリー・コミュニケーションの日: 毎月第1日曜日(今回は2月5日、3月5日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、割引料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。

●各イベントは参加費無料です。
※ワークショップへの参加はすべて無料(ただし「1950年代の日本美術」展の当日観覧券が必要)ですが、事前申込が必要です。
開館時間午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日月曜日(3月20日は開館)
※時期により臨時休業があります。お出かけになる前に、美術館ホームページにてご確認ください。
住所〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
お問い合わせ046-875-2800