1960年代から画家、美術評論家として活躍してきた谷川晃一(1938-)と、妻で画家、エッセイストとしても名高い宮迫千鶴(1947-2008)。 夫婦ともに美術と著述の両分野において第一線で活動しました。
その二人が理想とするライフ・スタイルに行き着いたのは、1988年に伊豆高原に移住してからだといいます。 都会を離れ、豊かな自然と陽光に満ちた地で「日々の暮らしの中の芸術」を実践するとともに、サンタ・フェやアリゾナ、フィンランドなどを旅し、ネイティブな文化への共感を深めていきました。
本展では、二人が東京から伊豆高原に移住し、海と山に囲まれた場所での暮らしの中から生み出された作品に焦点を当てて紹介します。 アクリル画、水彩画、コラージュや布作品、身近にある様々な材料を組み合わせて作られたボックス・アート、そして最大の見どころは谷川による最新作です。
特に「雑木林シリーズ」と題された新作シリーズは、伊豆高原のアトリエの窓から見える緑豊かな雑木林の風景を、単純化されながらも豊かなフォルムと、発光するかのように輝く色彩のアクリル絵具で描いたものです。 伊豆高原での日々の暮らしや自然へのまなざし、ネイティブな文化への憧れなどをテーマにした、明るい色彩に満ちた作品の数々を、葉山館という海に面した陽光あふれる場所でぜひご覧ください。
開催日 | 2016年10月22日(土) 〜 2017年1月15日(日) |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 葉山 |
料金 | 一般1,200円(団体1,100円) 20歳未満・学生1,050円(団体950円) 65歳以上600円 高校生100円 ※( )内は20名以上の団体料金です。 ※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。 その他の割引につきましてはお問い合わせください。 ※上記観覧料で同日に限り「コレクション展2:光、この場所で」もご覧いただけます。 ※ファミリー・コミュニケーションの日: 毎月第1日曜日(今回は11月6日、12月4日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、 割引料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、1月9日は開館) 、12月29日(木曜)~1月3日(火曜) |
無料開館日 | 11月3日(木曜・祝日)「文化の日」は、神奈川県立近代美術館で開催中の展覧会を無料でご観覧いただけます。 |
住所 | 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 |
お問い合わせ | 046-875-2800 |